SAFE DRIVE RABの運行管理者カズです
ペーパードライバーの方の多くが、こんな不安を感じています。
対向車が怖い、車線変更が出来ない、駐車車両の前で動けなくなる。
実際に横乗りしてきた中でも、同じような場面は何度も見てきました。
「自分は運転に向いていないのではないか」

俺も免許取り立ての頃こうでした。運転する度に怖くて・・・
そう感じてしまう方も少なくありません。
ペーパードライバーの多くが感じる「対向車が怖い」「車線変更が出来ない」「駐車車両の前で止まってしまう」原因を結論から言います。
原因は「空間認識能力」です。

理由が分かるだけでも、少し安心できますよね
私は教習所の教官ではありませんが、これまで何人かのペーパードライバーの横に乗ってきました。
その中で感じたのは、「運転が下手」というよりも「距離感や位置関係の把握が出来ていない」という点です。
対向車との距離、隣の車との間隔、自分の車幅。
これらが頭の中で正確にイメージ出来ていない状態だと、すべての動きが怖くなります。
特に多いのが、路上駐車車両の対応です。
本来であれば、周囲の状況を見てスムーズに進路変更を行い前に出る場面でも、駐車車両の後ろで止まってしまい、どう動いていいか分からなくなる。
結果として、後続車の流れも止めてしまい、余計に焦りが生まれる。
この「焦り」が、判断ミスに繋がります。

焦ると余計に何していいか分からなくなります…
では、なぜここまで差が出るのか。
それが「空間認識能力」です。
引用:「空間認識能力」とは、空間にある物の状態や関係(位置・形・間隔・速度など)を、すばやく正確に把握する能力のことです。「空間認知能力」「空間把握能力」と言われることもあります。
空間認識能力の高い人は、物体の位置関係や形状を瞬時に理解し頭の中でイメージすることができるため、身体能力が高く、物事や構造を理解する力が高いという特徴があります。出典:STEMON
この能力自体に男女差があるわけではありません。
ただ、幼少期からどのような経験をしてきたかによって差が生まれます。
球技や立体的な遊び、例えば積み木やレゴ、折り紙といった遊びに多く触れてきた人ほど、自然とこの能力が鍛えられている傾向があります。
その結果として、運転時の距離感や車幅感覚にも影響が出ているだけの話です。
つまり、「運転が向いていない」のではなく、「使っている能力が違う」だけです。
ここを勘違いしてしまうと、「自分は運転に向いていない」と思い込んでしまいますが、それは違います。
この能力は、日常の中でも鍛えることが出来ます。
例えば、球技をすることや、子供と一緒に遊ぶことでも十分です。
自分の身体を使って距離感を掴む経験を増やしていくことで、少しずつ恐怖は減っていきます。
そしてもう一つ大事なことがあります。
恐怖は判断を狂わせます。
適度な緊張感は必要ですが、極度の恐怖は危険です。
だからこそ、いきなり難しい状況に挑戦するのではなく、知っている道や交通量の少ない道から運転を始めてください。
必ず、運転に慣れている人に同乗してもらいましょう。
実際の運転では、車道の中央を意識し、右左折時は早めに斜め後方の確認を行い、ゆっくりと車を寄せていきます。
その時に重要なのが、「感覚」です。
右折であれば右後輪が中央線や車線の基準に対してどれだけ寄せられているか。
左折であれば左後輪が縁石や白線などの基準に対してどれだけ寄せられているか。
道路状況によって基準となるものは変わりますが、「どこを基準に寄せているのか」を自分の中で明確にすることが重要です。
これを確認することで、自分の空間認識能力の精度が見えてきます。
ただし、はみ出すほど寄せる必要はありません。
あくまで「安全に寄せる」ことが前提です。
この動きが出来るかどうかで、後続車の流れも大きく変わります。
寄せられる場面で寄せられないと、後続車は詰まり、クラクションを鳴らされる可能性も出てきます。
そうなると焦りが生まれ、さらに判断が遅れる。
これが事故の入り口になります。
また、駐車車両を避ける場面でも同じです。
対向車の状況を見ながら、止まらずスムーズに進路変更出来るのが一般的な運転です。
しかし、空間認識が追いついていない状態では、一度止まってしまい、そこから動けなくなることがあります。
もちろん、最初から出来る必要はありません。
ただ、「なぜ出来ないのか」を理解しているかどうかで、その後の成長は大きく変わります。
運転は慣れと言われます。
ですが、その「慣れ」の中身を分解すると、この空間認識能力に行き着きます。
原因が分かれば対処が出来る。
そして、対処を続ければ必ず変わります。
怖いから乗らないのではなく、怖さの正体を理解して少しずつ慣れていく。
それが結果的に事故を防ぐことに繋がります。
安全運転は、技術だけでなく「認識」から始まります。
【前の習慣⑤】▶


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