「その車間距離、本当に大丈夫ですか?」追突事故は“普通の運転”で起きています【習慣⑦】

日本の交通事故で最も多いのが追突事故だということ、知っていますか?

SAFE DRIVE LABの運行管理者カズです

追突がなぜ起きるのか、不思議に思いませんか?
だって、正面にいる車にそのまま突っ込むんですよ

本来、有り得ない事故なんです

でも現実は違う
毎日のように起きてる

つまりこれは“起きてはいけない事故”じゃなくて
“普通に起きてしまっている事故”なんです

原因① 居眠り

居眠り運転の多くは事業用車両で発生しています
これはもう、運行管理者として他人事ではありません

点呼をやってるつもりじゃダメなんです
ちゃんと見ないといけない

眠そうにしてないか
無理してないか
その日の状態をちゃんと拾えているか

ここを見落とした瞬間
現場では取り返しのつかない形で返ってきます

原因② ながら運転

ここはバッサリ言います
“最低”な運転です

重要な人から電話が鳴ったのかもしれません
道が分からずナビを見てしまったのかもしれません
お子さんが後部座席で動き出したのかもしれません
後続車に煽られてミラーばかり見ていたのかもしれません

理由はいくらでもあります

でもその一瞬の“視線のズレ”が
そのまま追突になります

正面にいる車に気付かない
ブレーキが間に合わない

そして気付いた時にはもう遅い

ドンという衝撃のあとに残るのは
壊れた車と、取り返しのつかない現実です

法律の話をすれば簡単です
でもそれで終わらせるのは違う

事故には必ず相手がいます
そしてその先には人生があります

これは価値観の問題になるので
あくまで“私の考え”として伝えます

もし事故で相手の命を奪ってしまったら
その人は二度とハンドルを握れないでしょう

でも軽傷で済んだなら
その失敗を、二度と繰り返さない為の機会にするべきだと思っています

ただし、普段から運転に集中していない人は別です
同じ事故でも、その背景は全く違います

ながら運転は“意識”です

やらないと決めるだけで防げる事故です

絶対にしないと誓えますか?ハンドルを握るなら誓って下さい。
何かする必要があるなら必ず停車してから行いましょう。

原因③ 車間距離

論外です

そんなに割り込まれたくないんですか?
事故のリスクを背負ってまで車間を詰める理由、全員が納得できる説明ができますか

前に車がいる時点で、急げないんです
それでも詰めるのは、ただの“焦り”か“意地”です

その数メートルを詰めたところで
到着時間はほとんど変わらない

でも、事故になる確率は一気に上がる

ブレーキ一つ遅れたら終わりです
逃げ場はありません

車間距離は“余裕”じゃない“命を守るための距離”です

ここを削る人は運転そのものを軽く見ています

急いでいるは理由にならない
焦っているはもっと理由にならない

その判断一つで前の車にも、自分にも、関係ない誰かにも被害が出ます

だから私はここに関しては一切歩み寄りません

車間距離を詰める運転は
事故を起こす前提の運転です

それでも詰めますか?

車間距離を甘く見ないでくださいね。

たとえば時速40kmでも
反応してブレーキを踏んで完全に止まるまで
晴れた路面で約20m、雨の日で約27m、凍結路では約74mも必要になります。

時速50kmなら晴れで約28m、雨で約38m、凍結では約112m。

時速60kmになると、晴れで約37m、雨で約52m、凍結では約158mまで伸びます。

この数字を見てもまだ詰めたいですか?
少し速度が上がっただけでも停止に必要な距離は一気に伸びるということなんですよ。
さらに雨や凍結になると、普段と同じ感覚ではまったく足りません。
特に凍結路は別物です。
時速40kmでも止まるまで70mを超え、
時速60kmなら150m以上必要になります。

しかもこれは、反応時間を1秒として計算した目安です。
空走距離だけでも
時速40kmで約11m、時速50kmで約14m、時速60kmで約17mあります。
つまり「危ない」と気付いた時には、もうそれだけ進んでもうてるんです。

車間距離は気分で詰めていいものではありません。
車間距離とは、前車が急ブレーキを踏んだ時に、自分と相手の命を守るための距離です。
詰めた分だけ安心が消え、事故の可能性だけが増える

それでもまだ、アナタは車間距離を甘く捉えて詰めますか?

漫然運転の代表例

一括りに漫然運転と言ってしまうと
「ふーん」で終わってしまいますよね

でも一つ一つ掘り下げてみると
どれだけ危険なことをしているのか分かるはずです

自己都合で見ず知らずの誰かの家庭を壊すかもしれない

それだけ車は“凶器”なんです

包丁を持って料理している時
足元に赤ちゃんが近づいてきたらどうしますか?

普通なら
怪我をさせないように距離を取るはずです

包丁から手を離さなければ良い
でも、それでも安全を優先しますよね

車も同じです

万が一を考えて
安全を優先する

それが当たり前のはずなんです

車は普段
人や物を運ぶための道具です

でも一歩間違えれば
簡単に“凶器”に変わる

その認識を持っている人は漫然と運転しません

逆に言えばその意識が抜けた瞬間
事故は起きます

運転は“慣れた瞬間”一番危ない

今の運転、本当に大丈夫と言い切れますか?

前の習慣⑥】▶

ここまで読んでいただきありがとうございます

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