そのウインカー、本当に出してるつもりですか?|気づかない習慣が事故を生む【習慣⑤】

運行管理者カズです。

ある日のことです。

交差点に近づいていた車が、突然スッと減速しました。
「何で減速したんだ?」と思った瞬間

その車はウインカーも出さずに右折。

後続車は当然、直進すると思っています。
だからブレーキが一瞬遅れる。

こういう場面、皆さんも一度は見たことがあるはずです。

AOI|Assistant
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“なんかおかしい”って感じる時、だいたい何か起きる前なんですよね…

そして事故が起きた時、多くの人はこう言います。

「前方不注意だろ」

確かにそれも間違いではありません。
ですが、運行管理者として日々ドライバーの事故報告を見ていると、どうしても見逃せない事実があります。

それは、
ウインカーを出していれば防げた事故が、あまりにも多いということです。

この記事では、
ウインカーを出さないという行動が、どのように習慣化され、どれだけ事故に繋がっているのか。
そして、明日から変えられる“当たり前の習慣”について、現場の視点から整理していきます。

なぜウインカーを出さないのか

ウインカーを出さない理由は、決して複雑なものではありません。
むしろ、驚くほど単純です。

多くの場合、その背景にあるのは「自己中心的な判断」です。

周囲に自分の動きを読まれたくないという意識。
操作が面倒だという軽視。
周囲に車がいないから問題ないという思い込み。
あるいは単純な出し忘れや、遅れて出す癖。

こうした行動は一度やってしまうと、次も同じように繰り返されます。

AOI|Assistant
AOI|Assistant

これ、無意識でやってる人…結構多いと思います


そして気づかないうちに、それが“運転の習慣”になっていきます。

事故は、特別な場面で起きるものではありません。
こうした日常の習慣の積み重ねの中で起きています。

ウインカーを出さない事で起きる事故

ここが最も重要なポイントです。

ウインカーを出さない運転は、単なるマナー違反ではありません。
それ自体が事故の引き金になります。

例えば、側方をすり抜けてきた二輪車との接触事故。
直進だと判断して加速した瞬間に、巻き込まれるケースです。

また、対向車は直進すると思って待つため、本来であればスムーズに右折できるタイミングを逃します。
ウインカーが出ていれば、交差点進入前の減速から意図を読み取ることができ、互いに判断が成立します。

それにもかかわらず、ウインカー無しで右左折をするとどうなるか。

後続車は直進を前提に走行しています。
そこに予備動作のない減速が入ると、「いきなり止まった」という認識になります。

その結果、追突事故に繋がる。

YUTA|新人ドライバー
YUTA|新人ドライバー

え、今の止まり方…想定できへんって…

さらにドライブレコーダーがある場合、状況によっては過失割合が一方的にならないケースも多く見られます。

これは現場でも頻発している事例です。

加えて、商業施設へ入るためのウインカー無し停車。
これも同様に、後続車の判断を崩し、事故を誘発する危険な行為です。

これらすべてに共通しているのは、
「ほんの少しの手間を省いた習慣」が事故に直結しているという点です。

現場から見た違和感

運行管理をしていると、事故後の指導で必ず出てくる言葉があります。

「前方不注意だぞ。プロなんだから車間距離を取って運行しろ」

これは間違いなく正論です。
プロドライバーとして当然求められる意識です。

ですが、この言葉が一般ドライバーから発せられたとき、違和感を覚えることがあります。

ウインカーも出さない運転をしておきながら、
「前方不注意だろ」と言われると、こう感じてしまうのです。

お前も免許を持っているだろ。立場は同じだろ、と。

ドライバーは全員、交通社会の中で責任を持つ存在です。

それにもかかわらず、都合のいい場面だけ「プロなんだから」と責任を押し付ける構造には、現場として納得しきれない部分があります。

ただ一方で、ここにも大事な視点があります。

事故を防ぐ側に回るか、

YUTA|新人ドライバー
YUTA|新人ドライバー

結局、“いつもの癖”で変わるってことか…


事故に巻き込まれる側に回るか。

これは、日々の習慣で決まっていきます。

まとめ

交通事故の多くは、確認不足と焦りによって起きます。

しかし、ウインカーを出さない運転は、それ以前の問題です。
事故を誘発する習慣そのものです。

正直に言えば、こうした運転をするドライバーは極めて危険です。

ですが、文句を言っても事故は減りません。

だからこそ、安全意識の高いドライバーの方には意識してほしいのです。

ウインカーを出す。
車間距離を確保する。
危険な運転をする車には近づかない。

どれも特別なことではありません。

当たり前のことを、当たり前にやる。

その積み重ねが、事故を遠ざけます。

そしてその“当たり前”は、意識しなければ習慣にはなりません。

だからこそ、少しずつでいい。

今日より明日、
明日よりその次へと、

良い習慣を積み重ねていきましょう。

それが結果として、
自分の身を守る運転に繋がります。

AOI|Assistant
AOI|Assistant

少し意識するだけで、運転ってちゃんと変わりますよ

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