煽られたら戦うな。逃げろ。それだけで事故は防げます。【習慣⑧】

SAFE DRIVE LAB 運行管理者カズです

・急ブレーキ踏んでビビらす!
・煽り返して追い詰める!
・車道ど真ん中で停車して降りて怒鳴りに行く!

こう思った方は、落ち着いて下さい。

・怖い……どうして良いかわからない

こう思った方は安心して下さい。

対応の結論はシンプルです。

迷ったらこれだけやって下さい。

コンビニ、スーパー、商業施設などの駐車場に入る事です。
付近になければ、ガソリンスタンド、病院など人の居る施設へ向かって下さい。

まずはこれだけ覚えておいて下さい。

煽り運転への対応は「回避」が正解です

煽り運転に対して一番優先すべきなのは、
勝つことでも、言い返すことでも、証拠を完璧に残すことでもありません。

自分の身を守ることです。


この行動が何故いいのか。

一番は、煽りそのものの回避です。

煽り運転は、ただ不快なだけの行為ではありません。
事故を誘発する危険行為です。

車間を詰められる。
幅寄せされる。
無意味にクラクションを鳴らされる。
進路を塞がれる。

こういう状況って、やられている側の判断力を一気に奪います。

人は恐怖や怒りが入ると、視野が狭くなります。
前だけ見てしまう。
ミラー確認が雑になる。
速度感覚が狂う。
「とにかくこの状況から逃れたい」という気持ちが先に立ちます。

その結果、本来なら避けられたはずの事故が起きます。


煽っている本人は、自分が原因だと思っていない事すらあります。

ただイラついているだけ。
ただ自分の感情をぶつけているだけ。

でも道路は感情をぶつける場所ではありません。

道路は、歩行者も、自転車も、通勤中の人も、買い物中の人も通る生活の導線です。

だから私は、煽り運転を「当事者同士の問題」とは思っていません。
関係ない人まで巻き込む可能性がある時点で、もうその場の感情で済ませていい話じゃないんです。


煽られ続けながら警察へ連絡する方もいますが、

優先順位が違います。

今まさに危険な目に遭っている時に、
「証拠が」
「通報が」
「ドラレコが」

そんな冷静さを保てる人ばかりではありません。

リアにドライブレコーダー付けてない人は、警察に言っても大体泣き寝入りです。
だからこそ私は言いたいんです。

警察に言いに行ける状況になった事が良かったね、と。

まず無事であること。
まず事故を起こしていないこと。

その時点で、もう大きな勝ちなんです。


二番目に大事なのは、煽り運転にイライラして反発してしまう危険性です。

正直、気持ちはわかります。

「なんでこっちが逃げなアカンねん」
「仕掛けてきたの向こうやろ」
「やれるもんならやってみろよ」

そう思う人、普通にいます。
というか、それが自然です。

でもそこで張り返した瞬間、
自分まで相手の土俵に上がることになります。

急ブレーキを踏む。
煽り返す。
横に並んで睨む。
降りていく。

その瞬間に、状況は「被害者」と「加害的行為を返した人」の境目が曖昧になります。

ここが一番怖いんです。


自分では正当防衛のつもりでも、
周囲から見たら「危ない車同士が揉めている」に変わります。

そうなると、もし事故が起きた時、
第三者から見える景色は一気に変わります。

相手が悪いからやり返した。
その理屈は、気持ちとしては理解できます。

でも道路では、その感情がそのまま正しさにはなりません。


相手が悪いからこそ、
最後まで自分が正しく運転しなければいけないんです。

やり返すと、あなたも危険側に入ります

100歩譲って、当事者同士で事故になるなら自業自得だ、で済まされるかもしれません。
でも道路は街の人の通行導線です。

そこに関係ない人がいます。
横断歩道を渡る人がいます。
自転車がいます。
対向車がいます。
後続車がいます。

張り合った瞬間、
その人達を危険に晒します。


自分は悪くない。
仕掛けてきたのは向こうだ。

その思想自体は間違っていません。

だからこそ、その正しさを周りにも向けてあげて下さい。

悪くないからこそ、最後まで正しく運転して下さい。
関係ない人を巻き込まない為に、
あなたの正しさを、周りの人を守る方向で使って下さい。

人のいる場所に入るのは“正しい行動”です

三番目に、商業施設やその他施設へ逃げ込む正当性です。

これ、変に遠慮する人が多いです。

「迷惑じゃないかな」
「お店に悪いかな」
「大袈裟かな」

そんな事を考える必要はありません。

命の危険がある緊急事案です。


コンビニ、スーパー、商業施設、ガソリンスタンド、病院。

こういう場所に入る意味は、単に停まれるからではありません。

人の目があります。
防犯カメラがあります。
相手が暴走しづらい環境があります。

煽ってくる人って、
誰にも見られていない道路上では強気でも、
人の居る場所に入った途端、急に勢いが落ちる事が多いです。


だから施設に入るという行動は、
ただの逃げではありません。

危険を断ち切る為の、合理的で正しい回避行動です。


正直、煽られている最中に
「証拠が」
なんて考えられる人は少ないです。

だからこそ、覚える事は一つでいいです。

煽られたら、迷わず施設に入る。


そして施設に対する罪悪感は抱かなくていいです。

本当に気になるなら、
コンビニなら飲み物一本買えばいい。
スーパーなら何か買って帰ればいい。
小売店でないなら、後日菓子折りでも送ればいい。

でもその前に、まず助かることです。

余談ですが、こども110番ステッカー見た事ありますか。

お子さんに教えていますか。

何かあれば逃げ込んでいい場所です。

最近は車に付けてる人もいます。
勝手に乗り込んで良い車です。
そして意外と知られてませんが、運行管理者だから言えますが、

タクシーにいきなり逃げ込んでもいいです。
外からなら自分でドア開けれます。
ただ緊急時であっても“大人”からは実車料金頂くのでご注意下さいね。

話それましたが、

日本は、緊急時に助けてくれる場所は沢山あります。

だから、戦う気がある方も、
怖くてどうして良いかわからない方も、
まず回避する事を選んで下さい。

怖い方は、回避一択だと思います。

そして戦ってやろうと思う方。

笑いごとじゃないですけどね。

その気持ちが出るのは、理不尽だからです。
ムカつくからです。
自分は悪くないと思うからです。

でもその怒りを道路上で返した瞬間、
相手の危険運転に、自分の感情まで上乗せする事になります。

そうなると、もう誰の為にもなりません。

勝つより先に、生きて帰ること。
言い返すより先に、危険を切ること。

煽り運転への対応って、
相手を負かす事じゃないんです。

自分と、周りの人を守る事なんです。

それが出来た時点で、
相手に何を思われようが、
もう対応としては正解です。

あなたは、ちゃんと自分と周りを守れています。

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